ペナルティ解除後僅か数日で、YSTのアップデート+大変動、Googleのページランク更新など大きな動きがありましたが、今のところペナルティ前と変わらない安定した順位で推移しています。
では、Googleからペナルティを喰らった顛末記(前編)の続きで、スパム判定されていた期間の客観的な状況やリカバリーの手掛かりを。
ウェブマスターヘルプフォーラムを利用してみる
末端とは言えWEB制作を仕事としているのだから、ある程度自分で解決したいという気持ちはあったものの、何か重要なことを見落としているのではないか?という不安があったのも事実。
細かな部分的な修正ではらちが明かないので、サーバーに問題があるのならサーバーを移転することで解決しないだろうか?とか、一旦ドメインを移転して301リダイレクトをかけようかなどとも頭をよぎった(やらなくて良かった)。
そこで、第三者の方に助言をもらおうと思い、Googleのウェブマスターフォーラムのクロール、インデックス、ランク付けに関してのページに投稿をしてみることにした。
実際に質問したトピックスはこちら。サイトのペナルティ状況も詳細を記してある。
結果を言えば、自分で「当たり前」や「問題無い」と勝手に思い込んでしまっていることが、第三者から見れば明らかにおかしいということも多々ある。
実際に今回の原因としては、CSSでの画像ポップアップ処理のために同じimgタグが重複し、それぞれのalt属性に同じ言葉が入っていたことでキーワードの羅列・詰め込みと判断されていたようだ。
一部省略しているがHTMLのソースは以下。
修正前のソース
<a href="#">カメラ英名<img src="a.jpg" alt="カメラ和名" class="popup" /><img src="a.jpg" alt="カメラ和名" class="thumb" width="80" height="125" /></a>
修正後のソース
<a href="#">カメラ英名<img src="a.jpg" alt="カメラ和名" /></a>
修正前は、サムネイル画像とポップアップ画像を別に用意し、class=”popup”の画像をdisplay: none;で消して:hover時にdisplay: block;として表示させていたのだが、修正後はサムネイル用の画像を通常時と:hover時のサイズを変えることで対応した。この修正で、IE6・IE7、Operaにポップアップが非対応となってしまったが仕方ない。
ソースも格段に軽量化され、正直何でここを修正しなかったんだろう?と自分のアホさ加減を改めて知ることとなった。
質問に対して積極的に回答されている皆さんには、本当に頭が下がります。
なお、ウェブマスターフォーラムはたまに閲覧する程度だが、非常に判りづらい質問や状況を全く書いていない投稿を時々みかける。
質問に返答してくれる方々は善意の方たちなので、どういった状況で何に困っていて、今までどういった対応をしたかなどを解りやすく書くことで回答も付きやすいと思う。
また、回答してくださる方々のスキルは高いが、いろいろな意見があるのもまた事実。言われたことを全て鵜のみに修正するのではなく、よく自分で考えて行うのが良いだろう。
順位回復(リカバリー)の挙動
そしてようやくリカバリーとなったのだが、今回ペナルティが解除された際の順位の変化としては、
- サイト修正後、ウェブマスターツールからサイトの再審査をリクエスト
- 再審査リクエスト処理のメッセージが来る前に、300位圏外だった下層ページの多くが50~200位程度に出現
少しずつ下落していたTOPページと一部下層ページの順位は変わらず - 3~4日後、ウェブマスターツールに再審査リクエスト処理のメール
- 更に数日後、全てのページがペナルティ前の順位に復帰しペナルティ解除
- ウェブマスターツールの被リンクが1600→21800に激増(ペナルティと関係ない故障と思われる)
無論一例ですので、この通りになるというものではありません。
最後に今回のペナルティ騒動の雑感を
少し情報を収集すれば、CSSによる画像置換や、本来ユーザー補助のためにあるnoscriptタグやtitle属性、Javascriptを利用したプルダウンメニューなどごく一般的なものであってもスパム判定される恐れがあることが判る。
意図的であろうとなかろうと、スパム行為かどうかを判断するのはGoogleなのだから、これはOKでこれはダメという明確な線引きというのは難しい。
無論、Googleが禁止しているリンクファームや画像置換とは異なる隠しテキストなどは論外であるが、恣意的にテキストを詰め込んだり隠しリンクを仕込んだサイトやツールで上位表示しているケースも多くあり、私の件はさて置いても真面目にやってきたサイトで原因不明のペナルティにあって生活に関わる問題となっている方もある。
中には、検索エンジンのバグによってスパム判定されてしまうサイトもあるだろう。
検索エンジンからのインデックス削除というのは絶対に避けなければいけない。仕事としてお客様のサイトを制作しているのなら尚更だろう。
では、少しでも危ないとされるものは利用しない方がいいのだろうか?
私は今後も画像置換もするし、必要な部分にはnoscriptやtitle属性も利用する。面白そうなjQueryのプラグインは、サイトで必要と判断すればどんどん使ってゆくだろう。
本来aタグ内の画像のalt属性は、空(alt=”")ではなく適当なテキストを入れるべきだし、title属性は汎用属性としてユーザビリティの補助として有効な手段だと思う。
WEBはSEOだけで語るべきものではないし、検索エンジンを恐れながら「あれは止めておこう、これも万が一の時に危ない」などと縮こまったWEB制作をするのも好きではない。文章構造をつかさどるマークアップにSEOを持ちこまないで欲しいとすら思うが、検索順位や検索エンジンが無かったらWEBの世界が面白味の無いものになるのも事実だろう。
私は今回のペナルティの教訓を生かし十二分に注意はすると思うが、○か×かの判断はサイトのオーナーやディレクターが個々にするしかない。
本当にこれは、学べば学ぶほど難しい問題だ。